今月の花:クズの花

今月の花はクズの花です。

葛は秋の七草のひとつで、周りの木々をつるで覆ってしまうほどの生命力をもっています。

大和の国(奈良県)国栖(くず)というところが葛粉の産地であったところからの命名だそうです。(漢字の「葛」は漢名から)


かぜ薬の葛根湯は葛の根を使います。


葛の葉を裏返してみると白っぽく、平安時代には「裏見」を「恨み」に掛けた和歌も多く詠まれましたそうです。


葛の花を乾燥させたものは葛花(かっか)と呼ばれ、二日酔いの予防や解消に用いられます。


葛の花には、イソフラボンとサポニンが含まれ、更年期障害や骨粗鬆症の予防、改善に効果があります。